啓発資料調査部会第5回学習会

来る、10月19日14時より、横須賀市・カトリック横須賀三笠教会にて、第5回学習会を、宗教部会と合同で藤野豊さん(日本近現代史研究者)を講師にお招きし開催します。詳細は下記よりご確認ください。皆さまのご参加お待ちします。

 

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啓発資料調査部会第5回学習会 宗教部会24年度第2回学習会.pdf
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ハンセン病市民学会啓発資料調査部会 概要

 

1 目的    

  現在、厚生労働省をはじめ国立ハンセン病資料館、全国の療養所、地方自治体等の発行する啓発資料の中には、疾病としての「ハンセン病」に関する知識・理解、療養所の中での治療、ハンセン病医学の現状など(医学)、日本の隔離政策の根拠となった法律の変遷と内容(法律)、ハンセン病差別の実態(人権)、ハンセン病隔離政策の歴史と背景(歴史)、「救らい思想」「優生思想」「社会防衛思想」等(思想・宗教)、人権侵害の現状と今後の課題などで、不十分なものや、誤った記述によって、啓発の目的を歪めているものもある。

  そこで、はじめにこれらの資料を全国から収集し、その内容について調査・検討を進め、各分野での専門家等の助言を受けながら、望ましい資料の作成を提案する。この取り組みを通して、社会構造となっているハンセン病に関する偏見差別の解消の一助となることを目的とする。

  さらに、上記の目的のため、必要に応じ、ハンセン病問題に関する発行物などにも注目し、検討を行う。

 

2 構成

  この目的に賛同する市民学会会員は、誰でも参加することができ、構成メンバーの中から、世話人若干名を選出して、部会の運営にあたる。必要に応じ、庶務・会計等の事務的分野の担当者も互選により選出する。

 

3 活動    

 (1)部会員は、各自、まず個々の地元(居住・就労・在学・出身)地方自治体等の資料を持ち出し、記載内容の問題点や評価すべき点等について提案・共有し、参加者が意見交換を行って問題点等を整理する。

    この際、必要に応じて市民学会内(分野によっては外部も含む)の各分野の専門家の指導・助言を求める。

 (2)毎年開催される市民学会総会・交流集会で発表。必要に応じて学習会を開催する。内容によって、部会員以外に公開することも検討する。

 (3)その他、部会設置の願い、目的につながる調査・研究・取り組み

 

4 運営費

 

 市民学会本部からの活動費のほかに、部会員相互で必要経費を拠出して運営することも検討する。

これまで開催の学習会について

第1回学習会                                                                                                                       「市民による国・地方公共団体のハンセン病関連文書の分析 ―検証能力の向上をめざしてー」                                      講師 坂元 茂樹さん (公益社団法人 人権教育啓発推進センター 理事長/ 神戸大学名誉教授/「ハンセン病に係る偏見差別の解消のための施策検討委員会」有識者会議委員)                                                    第2回学習会                         「科学的ハンセン病医学の進歩とハンセン病対策の変遷」              講師 和泉 眞藏さん(ハンセン病専門医)            第3回学習会 宗教部会と共催 市民学会交流集会中に開催 報告 浜崎眞実当部会共同代表                    第4回「ハンセン病問題とどう向き合うか」講師 徳田靖之さん(ハンセン病国賠訴訟弁護団)